こんな方におすすめ
- 自然の危険に対して、どんな予防ができるかを知りたい
- どんな準備が必要か。
子供が小さいうちは何が起こるかわかりません。私がアウトドアで子供と遊ぶ際に気をつけていることをいくつか紹介したいと思います。
場所選び
携帯(電話)が繋がるかどうか
万が一の時に救急隊に連絡が取れるからです。連絡が取れるということは救急車を呼ぶことができるということですが、もう一つのメリットは、その場での適切な行動を取るための専門的なアドバイスを受けることができることです。応急処置は自分でできるに越したことはないし、普通救命講習も受けておくに越したことはないと思います。一番近い消防署がどこにあり、どのくらいで到着するかも考慮しています。それを調べる方法は、インターネットで各地域の消防局を検索すれば大方出てきます。受持区域も書いてあります。救急車が到着するまでには全国平均で約8分間。これはあくまで市街地の目安であって、自然の奥に入り込めばそのぶんとてつもなく遅くなるし、市街地に近くても車で入ってこれない山道ではこれまたとてつもなく遅くなります。
余談ですが、いざという時のために「衛星電話」の使用も考えています。購入では考えていませんが、レンタルで手頃なものがあればと探しました。有限会社アクアテックという会社を見つけました。最低3日間からレンタル可で、4,500円程度でした。まだ利用していませんが、機会があればご報告したいと思います。
クマの出没多発地域かどうか
命に関わる危険という意味で最大の危険がクマとの遭遇です。突然ですが、ディカプリオ主演の「レヴィナント蘇りし者」という映画をご覧いなった方はいませんか?その映画で主人公がクマに襲われるシーンがあるのです。映画なのでクマはCGですが、恐ろしくリアルなので実際に遭遇した場合は本当にこんな感じで一瞬でも反撃する余地などないのではと思わざるを得ませんでした。それからは山に入るときは最新情報を入手して望むようにしています。
準備
親である自分の体力をつける
自分が怪我しないようにする為と、万が一子供が怪我などで歩けなくなった時には子供を担いで山から降りてこなければならないからです。
体力がつかないうちは、長距離を子供を担いで戻ってくるような所には行かない方がいいと思っています。
持ち物
清潔な水
子供はすぐにケガをします。擦りむき傷の場合はすぐの傷口を洗う必要がありますが、近くに清潔な水がない場合には傷口洗浄用の水を持参すると非常に便利です。近年、傷治療に消毒は使用しない傾向にあります。なぜなら、消毒薬で正常な皮膚も傷めてしまうからです。
現代の傷治療方法
①清潔な水で傷口をよく洗う
②キズパワーパットのようなハイドロコイド素材のカットバンを貼る
ハイロコイド素材のカットバンは貼る時や交換する時期などちょっとしたコツがあります。取扱説明書をしっかり読んで適切な方法で使用すればこどもの傷も早く治り、傷跡が残りづらくなると思います。
しかし、傷口に服の繊維や砂や草などが少量でも残っていた場合は、化膿してしまうのでしっかり洗い流すことが重要です。
追記
ケガの処置が上記の通りにできる整った環境であればいいが・・・。
先日のキャンプでケガをした際に実感しました!
アウトドアはそろっていない物が多すぎる環境です。
つまり、ケガをした時に「大量の清潔な水」や「清潔な場所」「清潔な手」「清潔なタオル」が無いのです。傷口からバイ菌が入って破傷風などになったら大変です。ですので清潔な環境でない場合は、消毒液で消毒しゲンタマイシンの入った抗生物質を塗布するのが一番安全だと感じました。
浮き輪類は2個(海)
泳げない親が子供と浮き輪で沖に行くときは浮き輪類は必ず2個必要で、しかもどちらとも一つで2人分の浮力を得られるものが理想だと思います。全く泳げない子供は、時には一瞬で沈んでしまいます。ですので理想は救命胴衣のような体に装着できるタイプが良いと思います。
虫除け
夏に欠かせないのが虫除けグッズ。最近は高濃度の虫除けスプレーが販売されていますが、実はこんなことが書かれています。「本品はディート濃度が高いので、12歳未満の小児には使用しないこと(小児にはディート濃度が12%以下の製品を使用すること)」と。しかし少しでも虫除け効果が高い方がいいに決まってます。ではどうすればいいかというと、デート30%に匹敵する虫除け作用があり、しかも安全なものがありました。その名は「イカリジン」です。
【おすすめ】
私が持っているのは「フマキラー 天使のスキンベープ ミストプレミアム」です。イカリジンを最大濃度の15%配合して、肌にも優しいのでこどもでも安心。
救急セット
抗ヒスタミン薬とステロイド外用薬が配合されている虫刺され薬、ポイズンリムーバー、ハサミ、ガーゼ&テープ、キズパワーパット、喘息薬などの持病薬等、そのほか発熱時用の冷えピタも入れています。
追記②
キャンプなど人里離れた場所に行くときは、特に必要だと最近感じた持ち物を追加したいと思います。それは、「体温計」です。子どもは、自分の体調をうまく感じ取れなかったり、うまく親に伝えられないことが多いので、客観的かつ手軽に子どもの体調を確認する方法として必要と思いました。(おでこや首回りを触れることで体熱感を正確に感じ取れる人は必要ないと思います)
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