
こどもがだんだん大きくなるにつれて「自然の中で遊ばせてあげたいなぁ〜」と感じることはありませんか?

と、思う方も多いと思います。
私たち親がこどもの頃に遊んだ環境とは、随分変わっています。
どこに連れてっていいのかさえ分からないと思います。
でも、諦めないでください。
子供にとって「川遊び」は教育上のメリットが含まれているのです。
自然体験で「能力」がつく!
自然体験の例
- 川でカニを採ったり、魚を釣ったりしたこと
- 海や川で泳いだこと
- 湧き水や川の水を飲んだこと
このような「自然体験」をいつすると、以下の力が育まれる。といった研究結果があるのです。
いつ | 向上する力 |
〜6歳頃まで | 人前でも緊張せずに話せる!などの「人間関係能力」UP! |
10〜12歳頃 | なんでもチャレンジしたい!などの「意欲・関心」UP! |
13〜15歳頃 | 共生感、規範意識、職業意識、人間関係能力、意欲・関心 |
詳しくは↓
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さて、本題に戻りましょう♪
自然で遊ぶことが、子供にとって良さそうなことは、何となくわかりましたが、
具体的に、
はてな
- どうやって遊べば良いの?
- 何を持っていけば良いの?
- どこに注意すれば良いの?
などという基本的な疑問が出てくると思います。
次のコーナーから、この疑問に対して、一つ一つ解決していきたいと思います。
出発前に:親子で事前学習
まずは、どこの川に遊びに行くかを決めたら、地元の資料やサイトを調べて、遊びに行く川のことについて知ることが大切です。
主な内容は、
ポイント
- これから向かう河川について(川の名前、長さ、場所、川にまつわる歴史や事柄など)
- 川に住む生き物について(生き物の名前や生態など)
- 川における危険について
川の危険
ここで、とても重要なことなので川における基礎的な危険事項を簡単に説明します。
危険な生き物
川の中には刺すような危険な生き物はあまりいませんが、川の周辺には危険な生き物がいます。例えば、マダニやヒルなど山にいる生物に注意です。
ただし、地域によって鹿や猪のような大型の野生動物がいない場所であればマダニやヒルは少ないそうです。子どもを危険から守るためには(準備編)や(動植物編)を参考にしていただければと思います。
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危険な自然現象
上流でゲリラ豪雨などがあった場合、降った雨がすぐに流れてくるので、今いるところが晴れてても、常に天候を注意しなければいけません。
このような学習を事前に図書館や自然博物館、市役所などで親子で調べることをおすすめします。特にどのような生き物がいるかを調べておくと、川で見つけた時に「あ!これって〇〇だよね!」「〇〇とはここが違うね!」なんて楽しい会話が生まれると思います。
事前学習することで、子どもの興味が更に膨らむ見ます。
持ち物
- 濡れてもいい服装
- 濡れてもいい運動靴(クロックスやビーチサンダルなどは川の中では歩きづらいので避けたほうがいいです)
- 着替え
- タオル
●タモ(虫取り網)
※このように網の枠の部分が、平のものが使いやすいと思います。以下の動画を見てもらうとわかるのですが、川に潜らせて底につけるので一片が平のものが使い易いと思います。
●捕獲観察容器
このような全面透明な容器があると、採取した生き物を様々な角度から間近に観察できるので、とっても良いと思います。
このような本格的なものでなくても、「透明な瓶」でもいいです。
こんな感じでよく見えます。
●白いトレー
できれば白い方が生き物がよく見えます。深さも若干あると少し大きな生き物が逃げにくくなります。
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出発
時間にはすご〜く余裕を持って出発するように心がけています。
子どもは予想外のことをするし、予想外なところに興味を示したりします。
子どもの好奇心の芽を極力摘まないようにしてあげたいと思っています。
河川に到着♪川遊び開始!
直前での川での注意事項を子供に説明する。
- 「急に深くなっているところがあるよ!」
- 「滑りやすい場所があるよ!」
早速生き物を捕まえてみたいと思うのですが、
すぐ思いつく捕まえ方としては「網を持って見える小魚を追いかける」とか、「岩をどかして出てきたら手で捕まえる」なんて方法があると思いますが、
これがなかなか難しいのです。子どもならなおさらです。
そこで、「誰でもできる川の生き物の捕獲の仕方」を地元の先生が実演してくれたのでここに紹介いたします。
この方法、実際にやってもらうとわかるのですが、いろんな生き物が採れる採れる!
川遊び終了・片付け・更衣
川の生き物は、川に返してあげましょう。
私が行った時には、終わった後に特に更衣室等はなく、濡れた洋服も路上で着替えるしかなく非常に困りました。
特に、ワンピースの水着を着て行った我が娘は、下半身しか濡れていなくても、着替える際に一度は全裸にならなければならないので、普段着なら濡れたところだけ交換すればいいので、その方が良かったと思いました。
着替える場所があるかどうかは確認して、特に無いようなら濡れていい服で行った方が良いと思います。
帰路で振り返り
写真などを見ながら、「楽しかったこと」「大変だったこと」などを親子で話して
記憶に残す工夫をしましょう。
せっかくの親子の思い出です。思い出が親子の絆になるので是非してみてはいかがでしょうか。
自宅に到着
お疲れ様でした。
今回参考にしたイベントの紹介
イベント名:リバーウォッチング
対象年齢:小学校低学年
ガイド:博物館の先生と市の土木部河川課の皆さん
料金:傷害保険料として一人40円
親子の絆深まり度:
初心者オススメ度:
民間のイベントではなく市町村の親子向け体験会は、非常にリーズナブルに参加できます。
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親子イベントの探し方
こんな方におすすめ 子供の成長に役立つ体験をさせたいが、どうしていいかわからない。 親子で地元の体験イベントに行きたいが、どうしていいかわからない。 ここでは、「子供に様々 ...
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地元イベントに参加するメリット
最新で正確な情報を手軽に得られる!
同行していただける専門家による、正確で最新の情報を得ることができるのです。
今回は、同市の博物館の偉い人が講師でした。遠慮なく質問ができるので、川や海で遊ぶための注意点など、沢山教えていただきました。
地元の情報を得られる!
例えば、学芸員の先生が「サワガニが見つからなかった」とボソッとつぶやいていたので詳しく聞いて見ると、毎年ここには来ているがこんなことは初めてとのこと。
「アライグマが増えているから食べられて減っているかもしれない」「もちろん何年か調査をしないとはっきりとは言えないが、アライグマかイノシシがこの地域では最大の生き物で、以前より増えてきているので駆除を行っている。」といった話も聞けます。
「地元愛」は「自己愛」につながる?
講師の先生からのお話の中で、地元のすぐ近くの海は、「世界でも有数の深さを持った湾(1000m)で、今話題の深海生物の宝庫、
明治時代から世界中の研究者が調査研究をしてきた場所で、海洋生物学の発祥の地とも言われている」なんて話まで出てきた。

子供にとって自分の住んでいる街に誇りを持てるということは、地元のことを好きになることにつながると思っています。
自分の生まれた街を好きになり誇りを持てるようになることで、自分自身のことも好きになり自信が持てるようになると考えています。(これについては、次の機会にご説明したいと思います)
ウチの子の素直な感想
生き物に大興奮!
小学校1年生の娘にとっては、生き物を一匹でも多く取ることに熱中していたような気がします。昆虫などが好きな男の子はいろんな生き物がいることに興奮しているようでした。