お気づきの方もいると思いますが、これがなんなのかは、後ほど紹介いたします。
こんな方におすすめ
- 子供の「安全」を、心から願う方。
- 子供と関わる全ての方へ。
子供の「安全」は、大人が守ろう!

子供と遊ぶ、もしくは遊ばせる場合に、忘れてはいけないのが「安全」です。
子供はまだまだ子供です。未発達の部分が多くあります。主に今回注目するのが、
- 身体的未発達
- 行動的未発達
です。
子供には、自分たちが子供だった時には気づかなかった、大人とは明らかに違う部分があります。
ここに書いてあるものだけでも知っておくと、事前に危険を回避することができると思います。

未発達なので「安全」は大人の責任で確保する必要があります。
非常に豊富な知識が必要ですが、この知識を獲得することで得られるものは大きい。
ご存知のこともあると思いますが、是非ご一読いただければと思います。
子供の身体的特徴を知ろう!
なんといっても「視野が狭い」
※「視野」とは、「目に見える範囲」のこと。
例えば、
6歳前後の場合
方向 | 大人 | 子供 |
垂直 | 120度 | 70度 |
水平 | 150度 | 90度 |
垂直方向の視野は大人約120度に対して70度、水平方向は大人約150度に対して90度しかありません。
この視野の狭さは、実際に子供になってみないとピンときません。
しかし、ある方法で疑似体験ができるのです。それが、チャイルドビジョンです。ペーパークラフトの第一人者である寺田松雄さんが作成されたそうで、東京都版ダウンロードページにて下の写真のように印刷し組み立てると完成です。
私も、実際に作って体験してみましたが、あまりの視野の狭さに驚かされました!!

娘の後ろに立ち、両腕を左右に広げ、徐々に両腕を前へ動かしながら「手が見えたら教えて」と言ったところ、見え始めが大人に比べて確実に前でした。
動体視力が弱い
遠ざかるものは気づくが、近づいているものは気づきにくい傾向にあるといわれています。
体に対して頭が大きいので転倒しやすい
前に転んでも頭が重すぎて支えきれず、すぐに頭を地面にぶつけてしまいがちです。知人のお子さんで実際に見たのですが、前のめりに転んだ時に「どうして?」と目を疑いたくなるくらい簡単に額を地面にぶつけました。ぶつけた時のゴンという鈍い音は2度と聞きたく無いと思えるヤナ音でした。前に倒れてもそうなので、後ろに倒れたらひとたまりもありません、自転車練習やスケートなど転びやすい遊びをするときはヘルメットは欠かさずつけましょう。
その他
- 熱中症になりやすい
- 脱水症になりやすい
子供の行動特性を知ろう!

注意力散漫
子供は言わずもがな、秒単位で意識するものが切り替わります。今の今までチョウを追いかけていたと思ったら、ソフトクリームの看板を見つけて駆けて行ったと思ったら、今度はブランコを見つけて等々。様々なことに興味を持つことは喜ばしいことですが、その反面、目の前の危険に気づきにくいのです。
集中しやすい
集中力がないと思いきや、その一つ一つのことにはしっかりと心奪われているので、そこから興味がそれるまで周りのことは目に入りにくいのです。
時間の感覚が伝わりにくい
買い物中に、キッズスペースなどに子供を置いて「ここで遊んでなさい、すぐ戻って来るからね」と言っても、少し経つと遠くの方から我が子の泣く声が聞こえる、なんてことありませんか?子供が遊びから我に返った時に、親がいなくなってからどのぐらいの時間が経ったのかわからなくなって不安になってしまったのではないでしょうか。
経験の不足
- 角から車が出て来るかもしれない。
- 上に乗ったら壊れるかもしれない。
- 濡れてるから滑りやすいかもしれない。
など、大人から見ると容易に想像がつくものでも、経験の少ない小学校低学年頃までは気づきづらい危険が多くあります。
まとめ
いかがでしたか?
大人に比べると、様々な未発達な部分や身体的な特性があることがおわかり頂けたでしょうか。

子供を危険から守るためには、今まで以上に気を配る必要がありそうですね!