こんな方におすすめ
- 子供のためになる、成長に役立つ、「遊び」を探している。
どんなアウトドアが子供にとって良いのかを考えていく中で、非常に参考になった先生のご意見を紹介します。
東京成徳大学応用心理学部・石崎一記教授がお考えになった「遊びの消費者」という言葉があります。
以下に詳しく説明します。
子供に「遊び」を「消費」させていませんか?
石崎先生は、こう仰っています。
アミューズメントパークやテーマパーク・遊園地、工作ワークショップなど、遊びを「消費する」世界がさまざまな形で存在している。もちろん、その世界を楽しむことがあってもいいと思う。ただ、気になるのは、自然の中に身をおいても「……で、何をしたらいいの?」と大人に聞いてくる子どもがいるということ。つねに何かが与えられる受け身(主体性がない)の状態というのは、本来の意味からすると子どもらしくない。
つまり、「遊び方が決まっている遊び場で、決まった通りの遊び方で遊ぶ」ことに、疑問を感じている。ということです。
子供に必要な「遊び」とは?
「自然」で「遊ぶ」
では、「遊び」とはどうあるべきなのでしょうか?
遊びは自ら創造するもの。創造するから遊びなのである。自ら遊びを発明できる場所で過ごせれば、子どもが持っているはずの創造性、主体性が発揮される。それが自然の中なのだ。
子どもの「自然遊び」で学習意欲を育もう 遠出をしなくたって大丈夫! | WORK AGAIN - 東洋経済オンラインより引用。
つまり、「遊びとは、創造すること」であり、「遊びに適した場所は、自然」であり、「自然で遊ぶことは、子供の創造性・主体性を育てる」ということなのです。
ポイント
- 遊びとは、創造すること
- 遊びに適した場所は、自然
- 自然で遊ぶことは、子供の創造性・主体性を育てる
主体性とは
自分の意志・判断によって、みずから責任をもって行動する態度や性質。
文部科学省も同じことをいっています
文部科学省の調査でも、自然の体験が子供の主体性を育てる効果があることが証明されています。
小学生の時期に「自然や動植物体験」をする子が、「意欲・関心能力が高い」という結果が出ており、この「意欲関心能力」とは、以下のような気持ちになることを指しています。
「意欲・関心」能力とは?
- もっとく学んでみたいことがある
- なんでも最後までやりとげたい
- 経験したことのないことには何でもチャレンジしてみたい
- 分からないことはそのままにしないで調べたい
- いろいろなところに行ってみたい
つまり、これらの「〜したい」という気持ちが「主体性の原動力」になるので、
ポイント
「自然体験」→「意欲関心能力アップ」→「主体性が身につく」
※この文部科学省の調査や、子供に必要な「生きる力」については、以下で詳しく説明しています。
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「生きる力」をつけるアウトドア
こんな方におすすめ 子供の成長に役立つ情報を探している。 効果的に子供の「生きる力」を育てたい。 「生きる力」とは? ここで言う「生きる力」とは、アウトドアのサイトだからといって 「生き残る力」や「サ ...
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「遊び」のポイント
とは言っても、

- 自然っていったってどこに行けばいいの?
- アウトドア(家の外)であればいいの?
- 近所で安全に遊ばせられる場所なんて公園しかない
おっしゃる通り!です。私もそう思いました。
ちなみに、「自然」と言ってどこを連想しますか?「山、川、海」くらいですよね?
「海の遊び」なら、「海水浴」が思いつきますが、それ以外何かありましたっけ?
「山の遊び」と言ったら「山登り」子供風なら「ハイキング」!
「川の遊び」に関しては、「遊べる川ってどこ?」って感じですよね?
「どこに行って、何をすればいいのか」といった疑問の解決方法は、最後にご紹介しますが、そんなに難しく考え無くてもいいんです。
ポイント①「自然はいくらでもある」
遊び場所は、遊具などの人工の遊びがない場所であれば、ある意味どこでもいいと思います。
例えば、遊具が何もない公園(空き地)もしくは、遊具がある公園の遊具以外のスペースが、その一つです。
よーく観察すると、草・花・虫・土・風・水など、遊びアイテムが沢山あります!
こんな感じで、あっという間に遊び始めると思います。
ポイント②「自由」
「遊び」の重要な要素は「自由」です!
大人的ルールを持ち出して、あれもダメ!これもダメ!といって子供の「想像や行動や時間に制限をかけない」ということです。
もちろん本当に危険な場合は別ですが、大人は子供の遊びを邪魔しないようにグッと我慢しましょう。
子供にもよりますが、一言言ってあげてもいいかもしれません。

と。
それでも、どう遊んでいいかわからない子の場合は、親が先導して見本となって遊び始めるといいと思います。
親も一緒になってのびのび、ワクワクしながら遊ぶことで、

と思わせればシメたものです♪
「遊び」の具体的な方法
とはいえ、それでも自分が思いつくものには限界があったので、どうしたら遊びのレパートリーが増えるのか、遊びの質が良くなるのか、考えていたところ、とっておきの方法を見つけました。
それは、
地元開催の「親子参加型イベント」に手当たり次第に参加する。です!
これは、百聞は一見にしかずなのでどんなものなのかは、私たち親子が実際に参加した内容を随時アップするので、是非参考にしていただければと思います。
以下が、そのレポートの一部です。
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自然観察会「親子の自然遊び」に参加しました
おすすめ こんな方におすすめ 子供に自然の中で遊ばせたいけど、どうしていいのかわからない。 子供をキャンプに連れて行ったはいいが、どうやって遊ばせたらいいのかわからない。 娘私たち親子が、実際に参加し ...
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