
こんな方におすすめ
- 子供との「海遊び」ってどうすればいいのかわからない。
- 「磯遊び」を子供と安全に行きたい。
子どもに自然の中で遊ばせたい!!でも、どうしていいのかわからない???そんな時にこんなイベントがオススメ!!!

概要
イベント名 | 潮だまりはミニ水族館!! ~ プロも行う海洋調査を体験しよう ~ |
対象年齢 | 中学生以下(保護者同伴可能な方のみ) |
料金 | 300円(小学生100円・未就学児童無料) |
季節 | 7〜9月 |
ガイド | 地域の未来を考える会(WAFA)さん。水産研究所の方が協力 |
親子の絆深まり度: MAX!!
初心者オススメ度: MAX!!
このイベントは、民間のイベントではなく地元の市町村主催の親子向け体験会です。なんといっても非常にリーズナブルに参加できる点がメリットの一つです。だからといって内容がとぼしい訳ではありありません。
ココがおすすめ
市町村主催のイベントがリーズナブルでオススメ!
このようなイベントは、探すのにコツが必要です。ネット検索ではなかなか見つかりません。探し方の詳しい説明は以下を参照してください。
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親子イベントの探し方申し込み方
こんな方におすすめ 子供の成長に役立つ体験をさせたいが、どうしていいかわからない。 親子で地元の体験イベントに行きたいが、どうしていいかわからない。 ここでは、「子供に様々 ...
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持ち物

この写真は、イベント前の娘の格好を撮ったものですが、申し込み時に言われた「持ち物」は「かかとのある靴」だけでした。
では、この重装備のワケはというと?
ココがおすすめ
全部、無料で、貸してくれました!
今回の貸し出し品:「軍手・バケツ・網・ライフジャケット・箱メガネなど」
とはいえ、子供が海へ行くとなれば、忘れてはいけないのが「着替え」の持参です。
注意ポイント
アウトドアイベントはどの類のイベントであったとしても、基本「着替え一式」の持参は必須です
イベントスケジュール
次に、このイベントの内容を、時系列に紹介いたします。
9:50 集合場所に集合
まずは、集合場所に集まりました。今回の参加は、約15組の主にファミリーです。
ここでは特に細かい説明はなく、出欠の確認だけが行われました。
10:00 海岸に向けて徒歩で出発
今回の集合場所は、海から徒歩で15分くらい離れた場所だったので、そこから海近くまで歩いて向かいました。

10:30 水産研究所に着き講義
今回のイベントで実際にご指導いただけるのが、「国立研究開発法人 水産研究・教育機構 中央水産研究所」の地元庁舎の方々です。
「国立研究開発法人 水産研究・教育機構 中央水産研究所」とは
経営経済、 資源管理、 海洋・生態系、 水産物応用開発、 水産生命情報、 内水面など専門的な分野について、海区水研と連携して問題解決を図るとともに、それらの基盤となる研究開発を推進します。また黒潮海域の水産資源や海洋環境などの諸問題にも増養殖研究所と連携して取り組んでまいります。
水産資源の持続的有効利用を図るため、水産生物の生産構造と生物特性の解明、水産資源の評価・管理技術の確立、さらには 漁業の6次産業化技術の確立などに取り組んでいます(引用:研究所公式HP)
海に入る前に、水産研究所の敷地で研究員の方が、子供向けに講義をしてくれました。
ココがおすすめ
水産生物のプロフェッショナルが直々に教えてくれる。
以下、講義の主な内容です。
①磯で観察する時の注意事項、観察に適した服装や場所の説明。
ポイント
磯の観察に適した場所は?
「タイドプール」という磯の”水たまり”が磯の生き物を観察するのに適した場所です。ただし、波打ち際は急に大きな波が来て、さらわれることがあるので危険なので、注意が必要です。
磯観察に適した服装は?
鋭い岩や、貝殻で肘や膝をケガしやすいので、「長ズボン・長ソデ」がいい。
(以下写真参考)

②環境問題の説明。なぜゴミを捨ててはいけないのか。
ポイント
海を大切にしよう!
今、マイクロプラスチックの問題が大きく取り上げられていますが、プラスチックなどの人工製品は、分解されないので絶対に捨ててはダメ!
と教えていただきました。
親として子供に養ってもらいたい「自然を大切にする」という気持ちを、専門家から子供にしっかり伝えてもらえて良かったと思います。

娘も、一生懸命聞いています♪

③研究内容の説明
子供たちには難しいかもしれませんが、興味のあるお子さんは楽しい内容かもしれません。
ポイント
「ガンガゼ」の研究
- ウニの一種「ガンガゼ」は、駆除の対象になっている地域がほとんどですが、鹿児島市では食材として流通しており、駆除するのではなく活用できる可能性を研究している。
- また一方で、増加傾向だった「ガンガゼ」が2011年から減少に転じており、その原因は不明だが原因究明することで、ガンガゼ類の増加抑制につなげる研究も行っている。(以下写真参照)
10:45 磯に降りる
講義の後、待ちに待った観察の時間です。みんなで磯に降りて「タイドプール」を探します。
各自、観察開始!

このように潮が引いた場所が「タイドプール」です。
ココがおすすめ
磯の生物の専門家がついてくれるので、わからないことはなんでも質問できます!貴重な時間です!
我が家が捕まえることができたのは「ガンガゼとヤドカリ」だけでした。カニや小魚もあちこちにいたのですが、捕まえるとなると話は別で、すぐに岩陰に隠れてしまいました。


11:45 磯で捕まえた生き物の説明

ここで、参加者が集合し、研究員の方が見つけたものや参加者が見つけた生き物をみんなで観察します。
水産研究所の所員さんが一つ一つ見つけた生き物の解説をしてくれます♪
全部は紹介できないので、厳選して二つをご紹介いたします。
さらに詳しく
アラサキモガニ:(右から二番目)

3年ぐらい前によく似たカニと違う新種だと判明しこの地の名前が付いたもの。このような地元ネタ満載です♪
さらに詳しく
アオウミウシ:

「ウミウシは、巻貝と同じ種類で、貝殻が退化してしまった」なんてことも教えてくれました。
自分たち、だけではこんな多くの生き物は見つけることができなかったので、本当に良かったと思います。
最後に、捕まえた生き物は全て海に返します!
12:00 水産研究所内の見学

普段は入れない研究施設の中に入ることが出来ました。
ここでも、所員さんが丁寧に解説してくれます。
12:30 終了!!!!
イベント参加のメリット
生の情報を得られる
今回の参加者の中で実際にハオコゼに刺された方がいました。
とても痛がっていました。辞典やネットで調べても、「本当にいるのか、どの程度危険なのか、どの程度痛いのか」など、なかなか子供に伝えることはできません。実際に危険が身近にあることを体感することが出来たことは貴重な体験だと思います。
ココに注意
やはりプロ!多くの生き物が見つかる!
自分たちだけだったら「ガンガゼとヤドカリ」くらいしか見つけることが出来ないのに、専門家はいとも簡単に数種類の生き物を見つけて捕まえることが出来ました。今流行りの「ウミウシ」も採れました。海の生き物を非常に身近に感じることが出来ました。
最後に、研究員の方が生き物説明してくれたときに使っていたあの透明なケース何だろうと探したら「観察ケース」として売ってました。
プロマリン LET200 わくわく観察ケース L |
このイベントをもとに、自分達だけで「磯遊び」をするためのポイントをまとめてみたので、ご参考にしてください。→子どもが楽しむ「磯遊び」