時々、子育ての悩みが頭の中を駆け巡り、夜眠れない時がある。
なぜなら、問題となった様々な事柄が起きたその瞬間に、適切な叱り方や伝え方ができないからである。
だから、あの時、どうしたらよかったんだろう、、、。
そして、これからは、
どうしたらいいのだろ、どうしたらうまく伝わるのだろう、どうしたら、どうしたら、、、。
そんな時私は、溢れ出る言葉を書き留める。
書き留めて頭を整理できる時もあれば、そうでない時も、、、。
成長とともに、悩みは移ろい、解決したような、変化したような、積み重なったような。
答えは見えないけれど、、、。
「はい」と言えない(小学1年生の12月)
ある日、我が子の最近気になる言動を箇条書きにしてみた
- ひねくれている
- 親が子どもにしてあげる様々な手助けを、なんでも「当たり前」と思っている。
- 怒られたことに対して素直に受け入れて反省できない
- 目を見てじっとして話を聞けない
- 怒られていてもフラフラしたり真剣に話を聞けない
- 怒られてもふてくされている
- ぶつかったり転んだりしたら自分の不注意のせいではなく相手を責める。
(どうしたら、いいんだろう)
自分の言うことを親が聞いてくれないと「怒る」「あかんベー」する。(小学1年生1月)
「(恐いから)トイレに一緒に行って」「頭拭いて」「ゲームさせて」「アイス買って」との子どもの訴えに「一人で行きなさい」「自分でやりなさい」「ダメ」などと言うと、「いいよーだ」「あかんベー」「お父さんなんかキライ!」と怒る。
こう言う時にカチンときて「勝手にしなさい、お父さんはバカは相手にしないの、そのうち大きくなったらわかるようになる」などと言うと、子どもは「あーそうですかー」と何も感じない。
さらに「真剣に相手にしてくれない、シカトされた、私のことを大事に思っていない」などと感じてしまうかもしれない。(それはマズイ!)
子どもならではの浅はかな思考だからとわかってはいるが、嫌われっぱなしはイヤである。全くいいとこなしである。
きっとこのままでは、同じことを延々と繰り返すだろう。
「子どもはそういう生き物だから」と流していてもいいのだろうか。
誰かに相談したら「子供なんだからしょうがないよ」「あまり気にしないほうがいいよ」「子ども相手になに本気になってるの」と言われそうである。
でも、私は眠れなくなるほど考えてしまう。
子供にとって「親が真剣に相手をしてくれなかった」と感じることは不良(死語?)への近道のような気がしてしまう。
では、ダメの理由をわかりやすく説明すればいいのだろか?
怖いからといっていつまでも一緒に行っていたら「一向に怖いまま、怖さに勝てない、強くなれない」。たまに行ってあげるのは「夜中だからちょっと怖いかな、今日は一生懸命頑張ったからわがまま聞いてあげようかな、具合が悪いからしょうがないかな」とかいろいろ考えた結果である。
この部分が、子どもには推し量ることはできない。
「頭拭いて」は単純に面倒だから言ってるわけで、たまには上記の理由で拭いてあげることはあるけど「自分でやりたくないからやって」は許されません。
でも、親への甘えを受け止めることも重要である。
「あれやってこれやって」に親が「やる」か「やらない」かは、親が子どもの力や状況を見極めて判断している。
(その判断の理由をその都度説明するの?できない、、、)
子供から「お父さん嫌い」と言われるほど悲しいことはない
親のことを「嫌い」と言う子供に対して
「嫌いと言われた人の悲しみを伝える」
VS
「親にそんなことを言ってはいけないことを伝える」
どっち?「好き嫌いは個人の自由だから強制はできない?」
(そもそも、こう言う場合の子供の「嫌い」に意味があるのだろうか?)
子供には親の気持ちをハッキリと言葉で伝えるべき(小学2年生4月)
照れ臭い言葉でも、わかりやすい言葉を使うと伝わりやすい。
例えば、「幸せになってほしい」がストレートに子どもに届いた実感エピソード。
「食べず嫌い」が目に余り、真剣に「ナゼ好き嫌いを減らした方がいのか」を説明した。
それは「君に少しでも幸せになって欲しいからだよ」と。「食事が美味しいと感じる回数は多いに越したことはない。それが小さいことかもしれないけど『幸せ』なんだ。だからお父さんは言うんだよ」と。
少し学年が上がると「恩着せがましい」と言われるかもしれないが、小学校低学年ぐらいには、このぐらいストレートでちょうどよい。
「君のことを大切に思っているから、こういうことを言ったんだよ!やったんだよ!」
とハッキリ伝えることで、親の愛情がしっかり伝わる。
小学生低学年では親の優しさに気づけない。
食事を一緒にしているときに、美味しくなさそうなところを私が選んで食べているときに「美味しくないところが好きなの?」と言ったときがあった。
「君が美味しいところを食べれるように、お父さんは美味しくなさそうなところを食べるんだよ」とハッキリ伝えた。
子どもが「ありがとう」と言った。