
「ウチの子は、自然大好き!」
「毎日、虫を追いかけ回して、泥んこになって帰ってくるから、絶対にキャンプが好き!」
という自信があるご家庭であれば、この記事は、あまり役には立たないと思います。
ウチの子は、「自然があまり好きではないかも」と感じる方は、一見の価値ありです!
子供がキャンプを嫌いになる理由は、大人とは違う
嫌いになる理由は、いろいろ考えられます。
まずは、大人の嫌う理由は、
大人がキャンプを嫌う理由
- 虫が嫌い
- 寒い暑い
- 用意が面倒
などが挙げられますが、
こどもにとっては少し違って
こどもがキャンプを嫌う理由
- 虫が怖い
- 夜が怖い
- (保安上)怖い
- トイレやお風呂シャワーが汚い
- つまらない
が、主な理由です。(我が子の場合)
この課題に対して、一つ一つ解決策を考えていきましょう!
虫が怖い
「虫が嫌い」ではなく「怖い」という表現をしたのには理由があります。
もちろん、心底嫌い!という子供もいると思いますが、小学校低学年くらいであれば、
「まだ虫のことがよくわからない」「何となく怖い」という子もいると思います。
そういう子には、こんな方法で虫へのイメージが変わる可能性があります。
解決のヒント①虫への関心や興味、愛情が生まれるような、虫と触れ合う機会を持ってみましょう。
公園などにいる、ごく普通の虫を手にとって、親が「ね!可愛いでしょ?」と促すことで
虫への印象はガラッと変わることがあります。
ウチの娘は、
虫の死骸が怖いみたいで、通学路で死骸を踏まないようにずっと下を見て、ピョンピョン跳ねて登下校していました。
しかし、
親が虫に愛情を持って接すると、子供も徐々に慣れて、こんなこともできるようになりました⤵︎
キャンプ場には、本当に様々な虫が迷い込んできます。
※前が「ナナフシ」後が「シャクトリムシ」
参考資料
平成28年社会生活基本調査の統計ではキャンプ人口の男女比は6:4とのことで、この統計からもやや男性向きの娯楽と言っていいと思います。
こどもはどうかというと、その子の性格や趣味嗜好によるところが大きいですが、大人女性へのアンケートで、キャンプに抵抗がある理由のトップは「虫が嫌い」でもあることから、キーワードとして「虫」が影響してると考えると、やや女の子の方がキャンプを嫌いになりやすいのかもしれません。
ただし、この方法は、親が虫が大丈夫な場合に限られてしまいます。
お父さんは比較的大丈夫でも、最近はお父さん抜きで、「お母さんとお子さん」が一緒にキャンプに行く場合も多く、お母さんが虫が苦手だと、どうしようもありません。
そこで、もう一つの方法を紹介したいと思います。
解決のヒント②虫の多い時期「夏」を避けてキャンプに行く。
今や、冬キャンプも流行っているので、キャンプは夏にするものではなく、
キャンプは、一年中行うことのできる娯楽です。
実際、冬は、夜に調理してようが、電気をいくらつけようが、虫は全く飛んできません!快適です!
冬とは言わないまでも、春や秋の方が、夏よりは確実に虫の量は少ないので、
本当に虫が苦手という方でも楽しむことができると思います。
解決のヒント③虫除け商品を使用する。
「虫除けスプレー」や「蚊取り線香」などを、簡単に思いつきますが、これはあくまで主に「蚊」が対象の商品です。
蚊以外にも効く虫除けがあればと思う方には、以下の商品がオススメです。
これは、実際に使用しましたが、確かに虫が寄って来なかったので、一定の効果はあると思います。
夜が怖い
こどもにとって、夜は特殊な存在です。家の中でも恐怖を感じる子も多いと思います。森の中ではさらに異様な怖さを感じてもおかしくありません。
何を隠そう、我が娘も狭いマンションにもかかわらず、夜になるとビクビクして隣の部屋にも行けません、、、。
「夜が怖い」解決のヒント
- 基本、周りに人が多いと怖くない。(人気のキャンプ場を選ぶ。密集しているサイトを選ぶ。混んでいる日を選ぶ。友達家族やいとこ家族と大勢で一緒に行く)
- テントでは不安要素が多いのであれば、ロッジから。
- 川の音は日中は平気でも夜になると子供にとっては恐怖に感じることもあります。
- 夜のトイレが心配なら、トイレの近くのサイトにする。
(保安上)怖い
これは、どういうことかというと、
テントという、なんとも貧弱な素材でできている中で寝泊まりするという防犯上の不安があるということです。
これは、娘に言われるまで、全く考えてもいませんでした。
確かに、最近は学校でも「不審者」の話がよく取りざたされることで、子供なりに敏感になっているのかもしれません。
解決のヒント① 「施錠」する
どうしようか、考えていた時に、100円ショップで見かけたこんな鍵。
これを、テントの出入り口のチャックの部分に付けただけで、驚くほど安心していました。
解決のヒント②一般的な防犯グッズを使用する
それ以外にも、子供のためだけではなく、ソロで行く時に使用しているのが、この商品です。
夜間、誰かだこっそりテントに近ずいてきた場合に、センサーで電気がつくので、一定の防犯効果があると思っています。
トイレやお風呂・シャワーなどが汚い
汚いというのは、泥の汚れとか、掃除が行き届いていない汚れももちろんですが、虫の死骸による汚れもあります。
夏のキャンプでは、灯りに虫がワンサカ集まってくるので灯りの付いている「トイレ・お風呂・シャワー・炊事場」などにはどうしても虫が集まってきます。キャンプ場ごとに虫対策はしていますが、完璧に防ぐことはできません。
汚れの、感じ方も人それぞれなので、実際に行かないとなんとも言えませんが、
一般的には、
「設備が汚い」解決のヒント①:高規格のキャンプ場を選ぶ(設備が整っている)
キャンプ場のホームページや、投稿サイトの口コミなどで、設備の掃除が行き届いているかなどの情報を収集すると良いと思います。
「設備が汚い」解決のヒント②:ハイシーズンを避ける
ハイシーズンといわれる「ゴールデンウィークと夏休み」は、キャンプ場が一番混雑する時期で、この時期は初心者の利用客が多く、マナーがわからないために汚れてしまうケースが多いのです。
いくら、キャンプ場のスタッフが頑張っても、行き届かない場合もあるので、この時期は避けれるのであれば、避けたほうがいいと思います。
キャンプ場の暗黙ルール
●汚れは、紙などで取り除いてから、炊事場で洗う
炊事場は、残飯がたまるとすぐに詰まってしまいます。特に「米」が詰まっていることが多いので「水切りネット」を持参するなどして排水口に残飯がつまらないように心がけましょう。
●トイレの扉は閉める
特に夜間帯は、トイレの照明に虫たちが寄ってきてしまうので、開けっ放しにしているとトイレ内が虫だらけになてしまいます。
つまらない
これは、すでにキャンプに行っているご家庭の場合になりますが、
この理由が、最大の難問です。
まず、なぜ「つまらない」と思ってしまったのか、その理由を探る必要があります。
- 過去のキャンプを振り返って、理由を考える。
- こどもに直接理由を聞いてみる。
この二つしか、方法はありません。
そこで、我が家のケースを2つ紹介いたします。
つまらなかった理由①:雨のキャンプが、やだった、、、
いうまでもありませんが、キャンプはアウトドアなので非常に天気の影響を受けやすい娯楽です。
雨の場合は、行動に制限ができてしまい、計画していた遊びが全くできなかったなんてことになりかねません。
また、テント泊の場合、雨が天幕に当たる音は時としてとても大きく、川は増水の影響で流れる音が大きく、どちらも睡眠の妨げになります。
ですから、キャンプに行くなら、できることなら「晴れ」が望ましい!

雨でもキャンプを中止にできない理由
- その日にしか休みが取れない
- 食材を買ってしまった
- キャンセル料がかかるからキャンセルできない
この中で、一番やっかいなのが「キャンセル料」ではないですか?
では、どうすればいいのかというと、
雨のキャンプに行かない方法
- 予約不要のキャンプ場にする
- キャンセル料がかからないキャンプ場にする
- キャンセル料の発生が1週間前からのキャンプ場にする
- 雨の場合はキャンセル料がかからないキャンプ場にする
予約不要やキャンセル料が無いキャンプ場は良いのですが、数が少ないのが現状で、ほとんどがそれ以外です。
しかし、キャンセル料がかかり始める時期はキャンプ場ごとに違います。
できれば、一週間前からキャンセル料が発生するキャンプ場がオススメです。一週間前であれば、天気予報の一週間予報で、ある程度の天気が予測できるからです。
台風や警報などの場合はキャンセル料がかからない所もありますが、多少の雨なら普通にキャンセル料がかかりますので、要注意です。
二度と、子供につまらない思いをさせたくなかった私は、天気に細心の注意をして、こんな方法で成功することができました。⤵︎
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つまらなかった理由②:何をして遊んでいいかわからない、、、
普段、公園の遊具や、おもちゃやゲームに遊び慣れているこども達が、森の中にただ放たれたとしても、その子たちにとっては「何もない」場所に見えて、どうやって遊べばいいのかわからないこともあると思います。
では、どうすればいいかというと、
「遊び方がわからない」解決のヒント①:こどもの好みに合わせたキャンプ場を選ぶ
キャンプ場には、様々な「プラスα」が備わっているものが沢山あります。
自然オプション | 川・海・湖に隣接していて、そこで遊べる(隣接はしているが、危険性が高く川や湖には入れない、入泳禁止の海ということもあるため注意) |
遊具オプション | 公園・遊園地・プール・アスレチックなどが隣接していて、そこで遊べる。 |
スポーツオプション | テニスコートや体育館などが付いていて様々なスポーツが体験できる。 |
イベントオプション | スタンプラリーや工作、季節のお祭りなど様々なイベントが行われている。 |
このような様々なキャンプ場から、お子さんが喜びそうなキャンプ場を選べば、楽しいこと間違いなしです。
でも、せっかく自然の中に行くのだから「自然オプション」で遊ばせたいと思うのが、親心でしょうかね♪
「遊び方がわからない」解決のヒント②:親子で自然の遊び方を学習する
どうやって遊べばいいのか、わからなければ、学べばいいのです。
その有効な手段の一つが、お住いの市町村で開催されている、親子向けのイベントです。そこに参加すれば自然遊びのプロが、詳しく教えてくれます。
私が、参加して非常に役に立ったイベントをご紹介いたします。
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「遊び方がわからない」解決のヒント③:自然遊びを企画する
遊び方をすべて親が与えることは、あまり望ましくないのですが、きっかけとしてこんな遊びを考えてもいいと思います。
私が考えた、自然遊びを紹介します。
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キャンプでやれば楽しいこと間違いなしの親子キャンプ遊び!
こんな方におすすめ 自然の中で子供が夢中で遊べる方法を探している。 我が子が「キャンプで、楽しく夢中になれる遊び」を、いつも考えているTUMUZOです。 娘のキャンプへの不安は徐々に取り除けてきました ...
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まとめ
各ご家庭にとって、キャンプに行くためのハードルは高低様々だと思います。
子供の年齢や性別によっても様々だと思います。
ここに挙げた方法が、一つでもお子さんに当てはまって親子キャンプにより楽しく行けることを願っています。